
IWAI GIN
野沢温泉蒸留所のIWAI GINを試飲レビュー。 桜葉・すもも・マイヤーレモン・りんごの木で仕立てた"新緑の祝祭ジン"。
公開
蒸留所Distillery
スペックSpecs
容量と価格はレビュー時点のものです。
味わいAroma ring
ボタニカルBotanicals
販売店Where to buy
レビューTasting notes
IWAI GIN レビュー、今回のお相手は長野・野沢温泉蒸留所のフラッグシップです。じつは、このジンのラベルを見た瞬間から「新緑の季節に開けたい」と思っていたんですよね。桜葉・すもも・マイヤーレモン・りんごの木という、和のグリーンシーズンをぎゅっと閉じ込めたようなボタニカル構成。しかも度数は42度と、けっこう本気。実際に飲んでみたら、想像の三歩先くらいに華やかで、しかも意外なペアリングまで見つかりました。
まずはボトルから(第一印象)

IWAI GINのボトルは、じつにミニマル。「iwai gin」「celebration of harvest season」の文字が、静かに新緑の祝祭を予感させます。ちなみに公式サイトのコピーは「the taste of spring」。春の味わいをボトルに詰めた、そんな佇まいなんですよね。手に取った瞬間、なぜか窓を開けたくなる。そういう空気感を持った一本です。
IWAI GIN の一番の魅力は”新緑の祝祭感”
このジンを一言で言うなら、「新緑の季節をボトルに閉じ込めた一本」。野沢温泉蒸留所は、その名のとおり長野・野沢温泉村にあるクラフト蒸溜所です。毛無山のふもと、雪解けと新緑が交差する土地で、彼らが選んだテーマは「収穫の季節を祝う」。だから商品名も「iwai(祝い)」なんですよね。これ、けっこう素敵な発想だと思いませんか。
じつは、日本のクラフトジンには「柚子・山椒・緑茶」を主役に据えるものが多いんです。しかしIWAI GINは、あえてそこから一歩ずれる。桜葉・すもも・りんごの木・マイヤーレモンという、日本の春から初夏を思わせる素材だけで香りを組み立てているんですよ。つまり「和ジン」の中でも、独自のポジションを取っているわけです。だから、他のジャパニーズジンをひととおり飲んだ人にこそ響く一本なんですよね。
ちなみにSFWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)2023 金賞を受賞しています。世界から見ても、この「新緑の祝祭感」はしっかり評価されているんです。
使われているボタニカル
IWAI GINの主なボタニカルは、公式に明記されているのは以下の5つです。
- ジュニパーベリー(ジンの背骨となる基本ボタニカル)
- マイヤーレモン(熊本産/レモンとオレンジをかけあわせた、まろやかな柑橘)
- すもも(Japanese Plum)(甘酸っぱいジューシーな果実感)
- 桜葉(桜餅を思わせる、和のフローラル&ハーバル)
- りんごの木(Applewood)(木そのものを使う、じつは珍しい素材)
なかでも面白いのが、りんごの木そのものを使っているという点。果実ではなく木材ですから、ほのかな樹木のニュアンスが加わるんですよね。これ、ジンとしてはけっこう珍しい選択です。つまりIWAI GINは、素材選びの時点でちょっと物語がある。飲む前から、すでに読み物として面白いんです。
香りと味わい
グラスに注いだ瞬間
グラスに注ぐと、ふわっと立ちのぼるのは新緑を思わせるフレッシュ・フローラル。桜葉のやわらかな香り、マイヤーレモンのまろやかな柑橘、すもものジューシーさが、まるで初夏の縁側みたいに一気に広がるんですよね。ジュニパーはちゃんと骨格として奥にいる感じ。だから「和ジン」というより、「和の花と果実のジン」と呼びたくなります。
ひと口飲んでみると
口当たりは、じつにマイルド。42度とは思えないほど、なめらかに舌にのります。中盤にすもも由来と思われる果実の甘さがふわっと広がり、後半で桜葉のハーバル感と、マイヤーレモンの上品な苦味が余韻をきりっと引き締めるんですよ。つまり華やかさとドライさが両立しているということ。飲み込んだあとも、口の中に春の残り香がしばらく漂います。
IWAI GIN のおすすめの飲み方とペアリング
まずおすすめは、公式が推奨するジントニック(IWAI GIN 30ml+トニックウォーター 120ml)です。氷をたっぷり入れて割ると、桜葉と柑橘の香りがぶわっと開くんですよ。じつは、これがいちばんボタニカルの個性を素直に楽しめる飲み方だと思います。ライムより、レモンピールをそっと添えるのが好みでした。
そして、今回いちばんの発見が麻婆豆腐とのペアリング。これ、意外ですよね。しかしやってみると、これがけっこう衝撃なんです。花椒と辣油のスパイシーさを、桜葉のフローラル感とマイヤーレモンの苦味がすーっと洗い流してくれる。つまり口の中がリセットされて、また一口食べたくなる。華やかなジントニック×スパイシーな中華って、じつは相性抜群なんですよ。これ、知っていましたか。ぜひ一度、試してみてください。
もちろん、シンプルにソーダ割りでも十分楽しめます。度数のわりに軽やかなので、食中酒としても優秀ですよ。
似た系統のジンとの違い
柚子・山椒・玉露を軸にした王道の和ジンと比べると、IWAI GINは方向性がはっきり違います。あちらが「和食に寄り添うジン」だとすれば、こちらは「春の景色を注ぐジン」。同じ日本のクラフトジンでも、香りの世界観がまったく別物なんですよね。だから、和ジンを何本か飲んできた人にこそ、新鮮に感じられる一本だと思います。
IWAI GIN はどこで買える?
IWAI GINは、野沢温泉蒸留所の公式オンラインストア・Amazon・一部の専門酒販店で購入できます。500mlで税込4,850円前後(2025年時点)。価格は変動するので、公式ストアで最新情報を確認するのが確実です。バーや飲食店での取扱いについては【要確認】。
まとめ
IWAI GINは、野沢温泉の新緑を桜葉・すもも・りんごの木・マイヤーレモンで一本に閉じ込めた、華やかで骨太なクラフトジンです。じつは42度なのに驚くほど飲みやすく、しかも麻婆豆腐のようなスパイシー料理まで受け止めてくれる懐の深さがあるんですよ。「新緑の季節に開けたいジン」って、なかなか他にないですよね。
こんな人にとくにおすすめです。
- ・和ジンをひととおり飲んで、新しい方向性を探している人
- ・華やかでフローラルなジントニックが好きな人
- ・スパイシーな料理と合わせる意外なペアリングを楽しみたい人
🍸 飲んでみたい方 → 公式オンラインショップへ
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では、またの記事でお会いしましょー!
さあ、かんぱーい!
