
HOLON GIN SEASONAL 桜
HOLON桜 レビュー。桜餅を思わせる甘さと春の苦味が絶妙なクラフトジン。香り・味わい・飲み方まで正直に紹介します。
公開
蒸留所Distillery
スペックSpecs
容量と価格はレビュー時点のものです。
味わいAroma ring
ボタニカルBotanicals
販売店Where to buy
レビューTasting notes
HOLON桜 レビュー、書きます。桜餅を思わせるやわらかな甘さと、そのすぐ奥にひそむ繊細な苦味。じつはこのバランス、飲んだ瞬間に「あ、落ちつくな」って声が出るくらい絶妙なんですよね。この記事では、香り・味わい・おすすめの飲み方・どこで買えるかまで、正直にレビューします。春の夜、自分をちょっと整えたい人にこそ読んでほしい一本ですよ。
まずはボトルから(HOLON桜の第一印象)

手に取ってまず思うのは、ミニマルで静かということ。派手な装飾はなく、桜という言葉から連想する「ピンクでかわいい」路線とは一線を画すたたずまいなんです。ちなみにHOLONは季節ごとにジンをリリースするSEASONALシリーズを展開していて、桜はその春の一本という位置づけですね。
ボトルからは、じつは「和のクラフトジン」の雰囲気がにじみ出ています。飲む前から少し姿勢を正したくなる、そんな品のよさがあるんですよね。
HOLON桜 語りたい、一番の魅力
このジンの魅力を一言でいうと、「揺らぐ春にそっと整う一杯」という設計思想そのものなんです。春って、芽吹きのエネルギーに満ちる一方で、環境の変化で心身が揺らぎやすい季節ですよね。HOLONはそこに寄り添うために、古くから春の養生に用いられてきた素材を蒸留しているんです。
だからこのジンは、単なる「桜フレーバー」ではありません。キーボタニカルの塩漬けした桜の葉を主役にして、そこにトンカ豆や杏仁霜、ココナッツなどを重ねることで、桜餅を思わせる懐かしい香りを組み立てています。つまり、日本人の記憶にすっと入ってくる香りなんです。
しかも度数は39%と、ジンとしてはやや控えめ。じつはこれ、香りをやさしく届けるための設計だと感じます。強さで押すのではなく、寄り添う。そんな造り手のスタンスが、一杯からしっかり伝わってきますよ。
使われているボタニカル
HOLON桜が公式に明かしているボタニカル(=風味づけに使うハーブや植物素材)は、以下のとおりです。桜の葉を中心に、和と洋のバランスがおもしろいんですよね。
- 桜の葉(塩漬け):キーボタニカル。桜餅の香りの源
- ココナッツ:まろやかな甘さと余韻を支える
- トンカ豆:バニラのような甘い香りをプラス
- 杏仁霜:ほのかなアーモンド様の香り
- ハマナス:バラ科の花で、フローラルな奥行きを演出
- アンゼリカルート:ジンの土台を支えるハーブ根
- パンダンリーフ:アジアで愛される甘く青い香り
とくに桜の葉×トンカ豆×杏仁霜の組み合わせが秀逸で、これが「桜餅」を思わせる香りの正体なんです。和菓子好きにはたまらない構成ですよ。
香りと味わい
グラスに注いだ瞬間
ふわっと立ちのぼるのは、まぎれもなく桜餅の香り。甘やかで、どこか懐かしい。だからと言って甘ったるいわけではなく、その奥に春らしい繊細な苦味の輪郭が見え隠れするんです。これ、けっこう驚きですよね。
ジュニパー(=ジンの香りの核になる実)のキリッとした骨格も、ちゃんと下支えとして感じられます。つまり、ジンとしての芯はぶれていない一本なんです。
ひと口飲んでみると
口当たりはやわらかく、すっと入ってきます。中盤でココナッツやトンカ豆の甘い層が広がり、そのすぐあとに春らしいほのかな苦味と繊細な奥行きが姿を見せる。この移り変わりが、じつに絶妙なんですよね。
余韻は長すぎず、短すぎず。飲むと落ちつく美味しさという言葉がぴったりで、一杯終えたあとに深呼吸したくなるような感覚があります。度数39%というやや控えめな設計も、この「落ちつく」感じにしっかり効いていますよ。
おすすめの飲み方とどんな日に
結論、まずはソーダ割りから入るのが正解です。なぜなら、桜餅の香りが炭酸に乗って、いちばんきれいに広がるから。ジュニパーの骨格と桜葉の甘い苦味がすっきり立ち上がるんですよね。
じつは公式が推しているのが、煎茶割りと抹茶割り。これ、想像以上に合います。お茶のうまみと渋み、そして桜葉の香りがひとつに溶けて、和菓子とのペアリングが一気に楽しめる飲み方なんです。春の午後、桜餅と合わせる一杯としてぜひ試してほしいですね。
ちなみにストレートやロックも◎。度数39%のやわらかさが活きて、じんわり広がる余韻をゆっくり楽しめます。だから、環境の変化で少し疲れた春の夜、自分をそっと整えたい日に、この一杯を選んでほしいですよ。
似た系統のジンとの違い
桜をボタニカルに使うクラフトジンは他にもあります。けれども、HOLON桜が明確に違うのは、「桜の花びら」ではなく「塩漬けした桜の葉」を主役に据えている点なんです。花の甘さで押すのではなく、葉が持つほのかな塩気と苦味で香りを立体的に組み立てている。
つまり、「かわいい桜」ではなく「大人の桜」を表現している一本なんですよね。ここが好みを分けるポイントですし、桜好きにこそ試してほしい理由でもあります。
HOLON桜はどこで買える?
HOLON桜は、HOLON公式オンラインストアで購入できます。ギフトボックス付きの展開もあるので、春の贈り物にもぴったりですよ。季節限定品ですから、気になる方は早めのチェックがおすすめです。
外部オンラインや酒販店での取扱いは時期によって変わることがあるので、最新の情報は公式サイトで確認してみてくださいね。
まとめ
HOLON桜は、桜餅を思わせるやわらかな甘さと繊細な苦味で、揺らぐ春の心にそっと寄り添うクラフトジンでした。飲むと落ちつく——この感覚こそ、HOLONが季節に向き合って造った答えなんですよね。
こんな人にとくにおすすめです。
- ・和菓子や桜餅が好きで、その香りをお酒でも楽しみたい人
- ・環境の変化で疲れやすい春に、そっと整える一杯がほしい人
- ・強すぎず、香りをゆっくり楽しめるクラフトジンを探している人
- ・春の贈り物に、季節感のある大人のジンを選びたい人
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では、またの記事でお会いしましょー!
さあ、かんぱーい!
